ココナッツオイル

ココナッツオイル
ダイエットに効果的

  1. 肥満の原因の一つに、腸から栄養分があまり吸収されず基礎代謝が落ちているという事があります。
    これは、食品添加物などの化合物が小腸内に付着し、腸内に宿便がたまるのが原因です。
ココナッツオイルはその小腸の絨毛に浸透し、その汚れや化合物を除去してくれます。
    すると腸絨毛が小腸の働きを活発にし、基礎代謝量を上昇させます。また、一般的な植物油は長鎖脂肪酸であるのに対して、ココナッツオイルは自然界の中で「中鎖脂肪酸」を最も多く含んでいるという特徴があります。
    「中鎖脂肪酸」は、一般的な植物油に含まれる「長鎖脂肪酸」とは体内での消化吸収の経路が異なります。
    長鎖脂肪酸は、体に吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ体内に脂肪として貯蔵され、その後、必要に応じてエネルギーとなります。
    一方、中鎖脂肪酸は、肝臓へ通じる門脈を経て、直接肝臓に運ばれ、効率よく分解されてエネルギーへと変換されます。
そのため、長鎖脂肪酸と比較すると10倍ものスピードで分解・燃焼。
    だから脂肪になりにくい!
その上、中鎖脂肪酸の燃焼に伴い、長鎖脂肪酸の酸化燃焼を助長し体脂肪の減少を起こします。

この燃焼効果と抗肥満作用が働く成分の中鎖脂肪酸がダイエットに効果のあるココナッツオイルの秘密なのです。

また、もう一つ重要なのは「ケトン体回路」です。

人間は、運動をするのに、エネルギーを使います。
    そのエネルギーとなるのが、「ブドウ糖」と「ケトン体」です。

エネルギー源は、2つありますが、私たちの体は、糖質(ご飯、パン、麺類など)をとっていると 「ブドウ糖」を優先的にエネルギー源として使います。
    ブドウ糖は、糖質が分解されることによりできるエネルギー源のため、「ブドウ糖」ばかりエネルギーとして使われていたのでは、 なかなか痩せる(脂肪が分解される)ことは、できません。また、運動することにより、「ブドウ糖」を使い、血液中のブドウ糖が低下しても、「お腹が減った」という信号が発信され、 食欲がでる⇒食べてしまう⇒太るの悪循環です。
    この悪循環を断ち切るのが「ココナッツオイル」であり「ケトン体回路の循環」です。

ケトン体とは、ココナッツオイルに豊富に含まれる中鎖脂肪酸から、合成されます。
ココナッツオイルをとることにより、血液中のケトン体濃度が上昇すると、今まで回っていなかったケトン体回路が回りだします。 すると、体内のエネルギー源が、ブドウ糖からケトン体へと切り替わり、体内の脂肪が燃焼されます。

    コラム

    [中鎖脂肪酸とは?]
脂肪酸は分子が鎖状につながってできています。
その炭素を結ぶ鎖の「長さ」によって短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の3つ分類されます。
一般的な油は、分子の鎖が長い「長鎖脂肪酸」から成り立っていますが、ココナッツオイルに多く含まれる「中鎖脂肪酸」は、鎖の長さがその約半分の脂肪酸です。中鎖脂肪酸の主な働きは、エネルギーを生成することであり、脂肪酸の中で最も脂肪になりにくく、体内に余分なエネルギーをため込まないことが研究により明らかになっています。
「長鎖脂肪酸」の代表的な脂肪酸には、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などがあります。
「中鎖脂肪酸」の代表的な脂肪酸には、ラウリン酸やカプリル酸、カプリン酸があります。

  2. コレステロールを下げる

    ココナッツオイルは、コレステロール値にほとんど影響を与えません。その理由は、ココナッツオイルの主成分が中鎖脂肪酸だからです。
    中鎖脂肪酸は、他の長鎖脂肪酸などと代謝経路が異なり、体内に入るとすぐに燃焼されてエネルギーとして使われます。
    そのため、コレステロールや体脂肪へと変換されないためコレステロールに影響を与えません。
    しかも中鎖脂肪酸は、代謝を促進するため間接的に善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やして悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らすと言われています
    ※ただし、ココナッツオイルの主成分が中鎖脂肪酸であり、一部長鎖脂肪酸なども含まれています。
    他の油をとるよりコレステロールに良いことは明らかですが、とりすぎには注意しましょう!